専業主婦の【創業支援セミナー】体験記

夫の転勤に伴い退職することを決め、専業主婦だった頃、今後の働き方どうしようと考え、 ふと思い浮かんだ”起業”という選択肢。

そんな時、偶然にも自治体が主催する、起業したい人を応援するための【創業支援セミナー】が開催されることを知り、思い切って参加してみることにしました。

創業支援セミナーって何？

私が住む自治体が開催する創業支援セミナーは、計4回にわたり金融機関などの専門家による講習と個別相談を通じて、 創業に必要な知識を体系的に学ぶことができるものです。（回数や内容は自治体によって異なるようです）

新たな事業展開を考える人を後押ししてくれる手厚い内容で、参加費は【無料】という主婦には大変ありがたいセミナーです。当日は、

と、想像ばかりしながら、緊張感丸出しで会場へ。

会場に入ると、皆さん楽しそうにお話されていて、ホッと胸をなでおろすことができました。

参加者は20名で、年齢は20代〜80代と幅広く、起業している方、準備中の方、興味はあるけどなんとなく参加した方、など様々でした。

参加者の方々と話す機会も多く、様々な職業を知ることができたり、そこで生まれた人との繋がりも今後につながっていきそうでとても貴重な機会でした。

どんなことを学べるの？

私が参加したセミナーの受講内容は次のとおりです。各分野の”基本”を体系立てて学べるものになっていました。

第1回　「ビジネスプラン作成のポイント」　ビジネスプランの重要性、作成にあたっての注意点や書き方

第2回　「起業のためのマーケティング戦略」マーケティングの基本、分析方法やSWOT分析を使ってのグループワーク

第3回　「従業員の採用・人材育成の進め方」雇用にあたっての注意点、人材育成の考え方、採用戦略。各種保険の知識

第4回　「創業から今まで」

創業経験者が登壇し、経営者の経験を直接聞ける機会

私にとっては、第4回の経営者がお話してくださった起業時の課題や成功のポイント、苦労話などの体験談がとても印象深かったです。

起業後に起きることを事前に予測できたり、すぐに実践できることなども多く、実践的なお話ばかりでとても参考になったと感じています。

という言葉がとても印象に残っています。

私に足りないものは行動力だなということを認識することもできました。

参加するメリット

【創業支援セミナー】の全ての回に出席することが必須条件となりますが、参加することで受けられる優遇制度があります。

私の参加した自治体では、

・登録免許税の軽減

株式会社・合同会社は、資本金を0.7％→0.35％へ軽減可能

・信用保証枠の拡充

創業関連保証は1,000万円上限のところ、1,500万円に拡充。さらに、事業開始6ヶ月前から支援が可能

・日本政策金融公庫の融資制度である「新創業融資制度」の融資要件が緩和

などのたくさんの優遇制度を受けられるメリットがありました！

但し、優遇制度は自治体によって違うようなので、ご自分の自治体のホームページなど確認してみて下さいね。

専業主婦が参加して感じたこと

一番の収穫は、”経営者目線”で物事を考えられるようになったことです。

今までは、雇われる側だったので”経営”のことを全く考えずに生きてきました。私が学んだことは経営の基本となる部分だけですが、それだけでも物事を考える視野が広がりました。

それから、人に自分の考えや想いを発信することで、協力してくれる人が現れるということも実感することができました。

自治体と聞くと何だか怖いし固そうなイメージ（？）がありましたが、私のビジネスプラン実現のために人を紹介してくれたり、情報を見つけてシェアしてくださったりと、沢山助けてもらうことが多く、自治体のありがたさを感じることもできました。

最後に

参加前は専業主婦なのに参加して大丈夫かな・・とドキドキしながら縮こまっていましたが、人との出会いや、知らなかったことを知れたこと、前向きになれたことなど本当に参加して良かったと思えることばかりでした。

私が最も心に残っている言葉、

を合言葉にやりたいことに向かって一緒に行動していきましょうー！！ちなみに、創業支援セミナー開催のお知らせは、自治体のホームページや広報誌で知ることができるので興味のある方はチェックしてみて下さいね！

私の体験が、起業に興味のある方の参考になれば嬉しいです。以上、専業主婦の創業支援セミナー体験記でした！